日本では、生活習慣病の増加が大きな健康問題となってきています。
生活習慣病は、食事・運動・休養などの生活習慣と密接に関係していることから、健康的な食生活の実践など、生活習慣を見直すことが大切です。また、食生活は健康の観点以外にも、社会的、文化的にも生活の質の向上とも関連が深いものです。
「食生活指針」は、一人ひとりの健康増進、生活の質の向上、食料の安定供給の確保などを図ることを目的として、2000年に文部省、厚生省、農林水産省が策定しました。
毎日の生活の中で実践できるものから取り組み、食生活をより豊かで健康的なものへと変える方法をご紹介します。
食生活を改善する効果【食生活指針】(平成28年6月一部改正)

食事を楽しみましょう。
- 毎日の食事で、健康寿命をのばしましょう。
- おいしい食事を、味わいながらゆっくりよく噛んで食べましょう。
- 家族の団らんや人との交流を大切に、また、食事づくりに参加しましょう。
1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを
- 朝食で、いきいきした1日を始めましょう。
- 夜食や間食はとりすぎないようにしましょう。
- 飲酒はほどほどにしましょう。
適度な運動とバランスのよい食事で、適正体重の維持を。
- 普段から体重を量り、食事量に気をつけましょう。
- 普段から意識して身体を動かすようにしましょう。
- 無理な減量はやめましょう。
- 特に若年女性のやせ、高齢者の低栄養にも気をつけましょう。

主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
- 多様な食品を組み合わせましょう。
- 調理方法が偏らないようにしましょう。
- 手作りと外食や加工食品・調理食品を上手に組み合わせましょう。
ごはんなどの穀類をしっかりと。
- 穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保ちましょう。
- 日本の気候・風土に適している米などの穀類を利用しましょう。
野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。
- たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物繊維をとりましょう。
- 牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などで、カルシウムを十分にとりましょう。

食塩は控えめに、脂肪は質と量を考えて。
- 食塩の多い食品や料理を控えめにしましょう。食塩摂取量の目標値は、男性で1日8g未満、女性で7g未満とされています。
- 動物、植物、魚由来の脂肪をバランスよくとりましょう。
- 栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身につけましょう。
日本の食文化や地域の産物を活かし、郷土の味の継承を。
- 「和食」をはじめとした日本の食文化を大切にして、日々の食生活に活かしましょう。
- 地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら、自然の恵みや四季の変化を楽しみましょう。
- 食材に関する知識や調理技術を身につけましょう。
- 地域や家庭で受け継がれてきた料理や作法を伝えていきましょう。

食料資源を大切に、無駄や廃棄の少ない食生活を。
- まだ食べられるのに廃棄されている食品ロスを減らしましょう。
- 調理や保存を上手にして、食べ残しのない適量を心がけましょう。
- 賞味期限や消費期限を考えて利用しましょう。
「食」に関する理解を深め、食生活を見直してみましょう。
- 子供のころから、食生活を大切にしましょう。
- 家庭や学校、地域で、食品の安全性を含めた「食」に関する知識や理解を深め、望ましい習慣を身につけましょう。
- 家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったりしてみましょう。
- 自分たちの健康目標をつくり、よりよい食生活を目指しましょう。
食生活を改善できないのは効果を知らないから

健康志向の高まりから、いっそう注目されているのが野菜や果物。美容に、健康にと女性にとって欠かせません。
でも、せっかく食べるなら食材がもつ栄養パワーをおいしく、逃さずいただきたいですよね。
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ナスとカツオの冷製パスタ(引用:がくぶん公式)

玄米のナムル丼(引用:がくぶん公式)
野菜の魅力を引き出す方法
野菜コーディネーターになることにより野菜や果物に含まれる栄養素や効果などの知識を学ぶことができます。
野菜選びの眼を養い、買い物や調理が楽しくなるノウハウを楽しく身につけることが可能です。野菜は一般的な種類にとどまらず、西洋野菜・ハーブ・和野菜・香味野菜・山菜と幅広く網羅することができます。
さらに体の不調を整える目的別レシピや、栄養効率を高める食材の組み合わせ方もしっかりと解説するので、野菜を今よりおいしく、しかも栄養満点で食べられるようになります。
食生活を改善するための資格『野菜コーディネーター』
本講座は講師のタカコナカムラ先生が代表を務める「一般社団法人ホールフード協会」の認定講座です。
しかも通信講座なので、受講も資格取得も全て在宅で進められます。

野菜コーディネーターはこんな人におすすめ
・野菜の知識を深めて仕事や生活に活かしたい方
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【野菜を丸ごといただく】タカコナカムラ先生が講師